「食べる宝石」ほおずきへの想い

ほおずきって食べられるの?はい、食べられる種類のほおずきなんです。就農前にたまたま苗を譲り受け、好奇心で栽培したのがきっかけでした。育て方も分からず、そろそろいいかな?と恐る恐る食べてみると・・・今まで食べたことのないおいしさに「ビビビッ!」と、全身に電気が走る大きな衝撃が!その瞬間「絶対これいける!」「これをもっとたくさんの人に知ってもらいたい!」その時の「笑顔・感動・驚き」を広めたい想いで本格的に栽培をスタートしました。

百笑農房のほおずきは大粒でアロマのような香りに特徴があり、オレンジ色でサクランボのようなかわいさ、濃厚でガツンとインパクトのある酸味、そこはかとない優しい甘味とほんのりと大人の苦味が口いっぱい広がる食味はまさに「食べる宝石」です。見た目もかわいく、ビタミンA、ビタミンCやビタミンB群のイノシトール、カロテン、鉄分などが含まれ、いわゆる「スーパーフード」と呼ばれて注目されています。見ても良し、食べても美味しいほおずきはきっと皆さまをとりこにするでしょう。

百笑農房のほおずきは農林⽔産大臣が定める国家規格である「有機 JAS 認証」を第3者機関による審査を受けて認定をいただき、より多くの方々に⼿に取って頂けるように努めています。

また、百笑農房のほおずきにはもう1つの特徴があります。妻の故郷には、植物の光合成に必要な成分(マグネシウムなど)が豊富な瀬戸内海が近くにあります。そのきれいな海⽔をタンクに汲んで持ち帰り、海から一番遠い地域である佐久の百笑農房の畑に希釈して散布しているのです。そうすることで、より味の濃いほおずきになるようにチャレンジしています。百笑農房ではそうして育ったほおずきを「塩ほおずき」とも名づけています。

「食べる宝石」ほおずきは他の野菜に比べて栽培期間が長く、約半年かけてようやく収穫を迎えます。約1 ㎜程度だった小さな種が、収穫時には2m 近くになります。そのあいだ、我が子のように「おはよう」「大きくなぁれ」「美味しくなぁれ」と、声をかけながら、小さな変化を見逃さないよう、しっかり観察して成長を見守っています。

時間をかけ、⼿間暇かけた「食べる宝石」ほおずきの出荷はまるでお嫁に出すような気持ちです。ガク(殻)を⼿作業でていねいに剥き、異物、割れや傷み、大きさや形の確認を厳格に行ない、お客様の商品が届いた時の驚きや笑顔を想像しながら1粒1粒心をこめて詰めています。

フレッシュのほおずきを食べられるのは9~11月のたった数か月だけ。是非一度お試しください。